2018年12月 6日 (木)

川崎:磐田戦観戦記 2018.12.01

優勝がかかったアウェイのC大阪戦は他の予定と重なり遠征出来ず。結果を遠征したサポーター仲間に確認した直後、会合のため武蔵小杉駅に下り立ったが、街全体が静かな雰囲気に包まれており、いささか拍子抜けであった。そうか、騒がしい連中は大阪に出掛けているのか、と納得した。
最大勝ち点差13から2試合を残しての優勝。首位に立ってから決定まではあっけなかったが、信じられないような広島の失速に助けられたとも云える。23節の直接対決のアウェイ戦の勝利も大きかったが、広島よりも怖いと思われた29節アウェイの鹿島戦の引分けも大きかった。小林悠が2試合連続でPKを外したにもかかわらず、「負けなかった」ことが称賛される。この試合の前まで勝ち点差11であたが、負けていたら5試合残して勝ち点差8に詰め寄られ、以後の試合はプレッャーを受けていたであろう。しかも最終戦は昨年お世話になった磐田戦で、因縁めいたものが感じられた。ひょっとしたら昨年と逆の立場で最終戦を迎えていたかも知れない。
優勝決定後の2試合は川崎にとってはモチベーションが重要だが、幸い前節のFC東京戦は多摩川クラシコの雪辱戦で、この試合は優勝と最多得点、最小失点の「完全優勝」が目標となった。
一方磐田はプレーオフに回る16位に墜ちる可能性があるので必死になるであろう。引き分け以上で自力で残留が確定だが、他会場の戦況をにらみながらの戦い方は難しいだろう。
多少の出入りはあったが、川崎が押し気味の前半もスコアレスで終わる。後半の出だしは互いにパスミスが多く、見た目には蹴り合うだけの下手なサッカーの見本のような出来であった。しばらくして落ち着き川崎優位の展開が続いたが、落し穴が待っていた。磐田の右からのドリブル攻撃に川崎の選手(誰か確認できず)が一発で飛び込んだ結果かわされ、フリーの形でゴールライン近くまで持ち込まれ、そこからのクロスを大久保に決められた。大久保をはじめ磐田イレブンの喜び様は半端ではなかった。残り10数分でのリードは悪くても引き分けに持ち込める可能性大で、その時点では地力での残留に大きく近づいた。ところが勝負の世界は残酷だ。終盤に奈良のヘディングで追いつくと、ロスタイムの終了間際に家長が左サイドを抜け出し、ゴールライン付近からのクロスがオウンゴールを誘ったところでタイムアップの笛だ。磐田にとっては悪夢で、川崎にとっては最多得点の完成であった。湘南対名古屋戦は前半2:0で湘南がリードしていたが、後半名古屋が追いつき引分けとなり、互いに勝ち点41となり、磐田にとっては最悪のケースとなった。                           シーズン途中に磐田に移籍した大久保は試合前の選手紹介で川崎サポーターから拍手で歓迎され、彼らしい嗅覚で一発決めた。ところが絶好球を受けてフリーで抜け出そうとしたところを谷口に体を入れられ止められたシーンがあった。大久保は衰えたな、と感じざるをえない。中村俊輔も同様だ。一方、川崎の憲剛はまだまだ元気だ。

2018年11月 6日 (火)

川崎:柏戦観戦記 2018.11.03

ここにきて広島が絶不調のため、あっと云う間に追い抜いてしまった。まるでマラソン・レースで
前を行く走者に追いついた瞬間、一気に抜き去り引き離してしまうかのようだ。
さて、今節の相手は降格争い真っ只中の柏だ。がむしゃらに向かってくるチームには手こずる事が
多いので要注意だ。そんな事を思い浮かべながらキックオフを迎えたが、前線から強烈なプレスを
掛けたのは首位を行く川崎の方だった。これでは元々のチーム力に差があるのだから、大半が川崎
側の攻撃で試合は展開した。とは云え結果(得点)が伴わなければ意味がない。セットプレー1本で
形勢が逆転する事もあるので、ともかく先制点が欲しいところだ。すると頃合いの時間帯に、ボラ
ンチの守田が左サイドを抜け出し、マイナスの折り返し。これを家長が慎重に決め先制した。次い
で憲剛のCKを谷口が頭で決め2点リードのまま前半を終了。こうなると小林の一発も観たくなる
ものだ。後半も川崎の時間帯で進んだが、中々追加点が奪えず、多少いらいら感が出てきたところ
で、小林が肘打ちを喰らい負傷交代してしまった。それでも終盤に阿部が決めた上に、完封で試合
を締めることが出来、サポーターとしては大満足で帰路についた。大島がベンチのままで、ボラン
チを守田、下田のコンビで乗り切った事も収穫である。
広島がこの日も負けた(しかも2:0からの逆転負け)ため勝ち点差が7となり連覇に大きく近づ
いたが、油断は禁物だ。

2018年10月24日 (水)

川崎:神戸戦TV観戦記 2018.10.20

10月のこの時期は諸行事が重なり、応援もままならない。神戸戦がイニエスタ効果で放映されることになり、腐れ縁で出席していた行事をお先に失礼しTV観戦することにした。
中断前の神戸は不調であったが、立て直してくるものと思われる。一方の川崎は阿部と守田が出場停止、車屋が怪我で欠場なので、両チームの力関係は微妙だ。
川崎の左サイドは車屋、阿部ラインに代って登里と斉藤学で、憲剛がボランチに入り、小林と知念の2トップだ。早々にPKを得て、小林が落ち着いて決め先制したが、神戸の圧力も強く数分後にオウンゴールで追いつかれてしまった。次いで立て続けに古橋、三田にミドルを決められ、あっという間に2点のビハインドなった時は心穏やかでなかった。以前のフロンターレならここでズルズルと後退したかも知れないが、優勝経験の薬が効いたのか、落ち着いて前半のうちに先ず1点差に詰め寄った。家長の同点弾も難易度が高いものだ。
後半に入ると展開が一変した。スタミナ不足か、神戸の勢いが止まると川崎の時間帯になった。このあたりはサッカーの怖さでもあるし面白さでもある。先ずは斉藤学の一発が右隅に決まり同点にすると、勝ち越し点は流れるような得点で今年のベストゴールの候補に入るだろう。家長のヒールから始まり、大島が小林とのワンツーで抜け出し落ち着いて決めた。大島がワンツーを使わずドリブルで上ったらどうだったか。ブロックに会っ止められていただろうな、とか想像するのも楽しい。小林の潰れ役も見事だった。エウシーニョのダメ押しの一発も出て、終わって見れば完勝であった。
不測の事態であるオウンゴールや、Jリーグ・キャリアで2度と出ないだろうと思われる古橋と三田の鮮やかなゴールをものともせず、勝ち点3を積み上げたのは大きい。
翌日、「メキシコオリンピック五十周年記念パーティー」に出席した。入口で川崎のサポーターと出会った瞬間、彼の口から出た言葉は「昨日見た?4点目」であった。

2018年9月29日 (土)

川崎:湘南戦観戦記 2018.09.26

7月28日の台風で延期になった試合が、ここに組み込まれた。27節を終わったところでの
暫定順位は川崎が首位に勝ち点差4で2位、湘南は最下位長崎に勝ち点差4の14位でそれぞれ優勝と残留に向けて勝ち点を積み上げたいところだ。
雨でバスが進まず、スタジアムに到着し、雨具を着け、スタンドに出た時は10分過ぎだった。その間、試合が動かなくてよかったが、とうとう最後まで動かなかった。実力差のある時の悪コンディションは実力上位チームにとっては嫌なもんだ。ましてや、パスサッカーの川崎にとっては難しい試合となる。
ハーフタイムあたりから雨が激しくなり、まるで嵐のようだ。雨具の隙間から雨が沁み込んでくるような気がする。スコアレスのまま終盤に入ったところで川崎にビックチャンスが訪れたが、知念のシュートはポストに当たり、直後の小林のPKはGKの正面を突き、勝てる試合を落としてしまった。これがどう響くか。次の長崎戦ですっきり勝ち点3をとって貰いたいものだ。

2018年9月24日 (月)

川崎:名古屋戦観戦記 2018.09.22

フロンターレに限らずどこのチームも大勝の後は意外と苦戦するもので、要注意だ。注目は得点を量産中のエースのジョーを止められるかどうか。
フロンターレは最初から物凄い勢いで前からプレスを掛ける。ジョーへの供給源を絶つ狙いであることが直ぐに分かった。気の毒だったのはエドゥアルド・ネットだ。メンバー紹介の際にはスタンドから暖かい拍手で迎えられたのに、いざ試合に入ると徹底マークの手荒い洗礼を浴びせられた。言葉は悪いが、ボコボコにやられたのだ。これもフロンターレの作戦だろう。足元にやや難のあるネットにプレッシャーを掛ければ、ミスも出るだろう、との読みとみてとった。シャビエルが負傷欠場のため組み立ての中心となったネットが抑えられては、名古屋は苦しかったはずだ。ジョーも結局はシュート1本に終わった。
名古屋の守備力がやや脆弱だとは云え、川崎はボールを失っても直ぐに奪い返すことが多かった。先制点はアーリークロスに対する相手BKのクリアミスによるオウンゴール。2点目は阿部の強烈なミドル弾で、川崎の得点も崩しからではなかったが、ハードワークに対するサッカーの神様からのご褒美だろう。「完勝」の2文字が頭に浮かんだが、3点目の決定機を小林が2回外した後、前田に1発を浴びた。取れる時に取らないと起こる現象で、やや緊迫したが川崎に3点目が入り勝負あった、である。
小林は開始早々、巧みなトラップから振り向きざまにシュートを放つもミートしなかった。それが力みになり決定機でのミス・ショット2発になったのではないか。川崎の3点目もオウンゴール臭かったが小林の得点が認められ、本人もほっとしたものと思う。ジョーが中盤まで下がり、前線のマークが甘くなった隙に、センターを前田に割られ失点したが、結果は完勝であった。

2018年8月19日 (日)

川崎:鳥栖戦観戦記 2018.08.15

当然のことながら勝ち点3を積み上げて広島を追撃したい一戦だったが、結果的には鳥栖のゲームプランに嵌った形に終わった。
鳥栖は守りを固めトップのトーレスをポストにして攻撃する作戦であるが、当然攻撃に厚みはなくシュート数は僅か2本。これに対し川崎のシュートは25本だが、決まらない時は決まらない。決定機がなかった訳ではないが、枠を外したり、相手GK権田に阻まれたりして、ついにスコアレスに終わった。
痛い引き分けで、次節の広島との直接対決が大一番となった。鳥栖にしてみれば、アウェイ戦で昨年の覇者から勝ち点1を貰って帰るのだから、大成功ではないか。

2018年7月24日 (火)

川崎:長崎戦観戦記 2018.07.22

W杯の熱戦を観た後だけに迫力不足は否めないだろうが、Jリーグにはまた別の思い入れがある。再開後のホーム初戦は昇格組の長崎が相手で、確実に勝ち点3を取りたい試合だ。酷暑が最大の敵と云ったら云い過ぎか。

前半はスコアレスで、試合進行は長崎のゲームプラン通りだったのではないか。がっちり守って前線のファンマや鈴木にロングボールを送る戦法はW杯でも多くみられた光景と云いたいところだが、役者が違い過ぎる。

川崎も中々得点できず、暑さでスタミナ切れを起こし、下位チームに取り零す心配も出てきた。この試合は川崎市制記念試合で、ハーフタイムには4月に亡くなった西城秀樹のヤングマンが流れた。秀樹が後押ししてくれたのか、最後は地力と決め手の差が出て、小林悠の決勝弾で勝ち点3をものにした。下位チーム相手だろうが、、1:0だろうが勝ち点3は貴重だ。

2018年7月 6日 (金)

W杯決勝T、日本:ベルギー戦TV観戦記 2018.07.03

日本時間3:00キックオフ。毎度のことながら、この時間帯の試合は寝てから観るか、観てから寝るか迷うところだが、今回は2時間ほど仮眠して目覚時計のお世話になって起きた。前半はもうろうとしていた。
後半早々に原口の鮮やかなシュートが決まり、ばっちり目覚めた。柴崎のスルーパスが相手BKのつま先に触れるも、ぎりぎりのところで通った。原口がトラップしたので一瞬遅れたかと思ったが、逆にフェイント気味に作用したようだ。数分後に乾のミドルが決まった時は頬をつねった。
ベルギーの1点目は不運な失点だ。シュートではなかったのではないか。2点目は高さにやられた。ロスタイムの終了間際に日本も攻勢に出てFKを貰う。本田のキックは惜しかった。もう少しレベルの低いGKだったら決まっていたかも知れない。それでもCKを得た。自分も含めサポーターの誰しもがコロンビア戦での大迫の決勝弾を思い出し期待したと思う。ピッチの選手も同じ思いだったのではないか。まさか反撃を受けるとは夢にも思わなかった。
辛い結末が待っていたが、実力差が出てしまった、と云うしかない。相手の得点をほめるのも何だが、それにしてもGKのスローからドリブル、パスゴールへの一連の流れの速いこと。ルカクがスルーしたのにも驚かされた。彼が自分で決めてやろうと思ってパスをキープしたら止める事が出来たかも知れない。
悔やまれる敗戦だが、大いに楽しませて貰った。

2018年6月30日 (土)

W杯日本:ポーランド戦TV観戦記 2018.06.28

引分け以上で予選突破、敗戦でも条件次第で突破、と賑やかだ。何とフィールドプレイヤー6人が入れ替わった。疲労、イエロー、スカウティングに基づく作戦等色々あると思うが、とにかく驚いた。しかも事前に漏れたとかで試合後も大騒ぎだ。渦中の川島はそのまま先発。これは筆者も賛成だ。フロンターレの大島の名前がみられないのはいささか残念だった。さて試合は・・・
これがポーランドかと思うような相手の不出来で前半は日本が攻勢に出たが、決め切れない。後半、ポーランドが息を吹き返した。不得意のセットプレーで失点し、ピンチに。ところが、、同時キックオフのコロンビア:セネガル戦でコロンビアが先制したとの報に伴い、試合内容より予選突破条件の方に話が流れて行った。2試合ともにこのまま終われば、勝ち点、得失点差、総得点、直接対決の結果は両チームとも全く同じ。筆者は知らなかったが、新ルールに反則ポイントの差があり、日本が僅差で勝ち上がるとのこと。ベンチにも当然伝わり、伝令役を兼ねて長谷部が武藤と交代してピッチに立ち、以降は徹底したボール回しに終始した。幸運な事に予選突破が前の試合で消えたポーランドの「せめて一勝だけでも」との願望と利害が一致し共同謀議が成立したので楽々試合を締める事が出来た。当然、スタンドはブーイングの嵐。試合後も海外メディアからは大ブーイングだが、当事者のセネガルのシセ監督は「これがルール」と潔かった。この人が選手としてピッチに立って
いたら、日本はセネガル戦に敗戦していただろう、何て空想もしてしまった。
何はともあれ、予選突破おめでとう!
大陸別(地域別)の突破チーム数をみると、(突破数/出場チム数)
ヨーロッパ:10/14、南米:4/5、北中米カリブ1/3、アジア:1/5、アフリカ:0/5
ドイツの敗退には驚いた。韓国の「せめて一勝」の執念に負けたのかも知れない。アジアのチームはイラン、サウジアラビアも各1勝し、日本も加え4勝と健闘した。日本の予選突破も貢献し、アジア枠を減らそうとの議論もなくなるだろう。めでたし。

2018年6月27日 (水)

W杯日本:セネガル戦TV観戦記 2018.06.25

コロンビア戦に勝利し、例によってマスコミは大変なフィーバー振りだが、身体能力の優れた野性的なセネガルは強敵だ。先発メンバーは初戦と変わらず。
開始早々に長友が振り切られる場面があり、苦戦を強いられるものと思われた。ところが、
徐々に長友、乾の左サイド(日本側からみて)が攻勢に出ると立場が逆転した。結局、本田の同点ゴールも含め、左サイドの仕掛けで2点をもぎ取った。
1点目は乾のシュートがクローズアップされているが、長友がロングパスをコントロールして
乾につないだところが大きかった。最初のトラップで体勢が崩れ、相手ボールになるかと、思われたが、踏みとどまって自分のボ-ルにしたところは、長友の体幹の強さによるものだろう。ここへきて体調も良いようだ。
2点目は「本田フィーバー」となったが、乾の冷静なマイナスクロスと岡崎のスルー(結果論かもしれないが)が利いた。勿論、決めるべきところで決めた本田のシュートも賞賛されるべきであろう。
失点の場面はGK川島とMF乾がそれぞれミスを認める発言をしているので、ここでは言及を控えたい。
2戦戦って勝ち点4を獲得したとは云え油断はできない。3戦目は予選敗退が決まったポーランドが相手で有利との声もあるが、手負いのチームだけに何をしてくるか分からないところが怖い。

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