2019年2月22日 (金)

スーパー・カップTV観戦記 2019.02.16

天皇杯覇者浦和との一戦は勿論勝ちに拘って貰いたいが、今シーズンの戦力や

戦い方も見せて貰いたいところだ。筆者の注目ポイントはエウシーニョが抜け

た後の右SBの後継マギーニョの力量とロンドン五輪得点王のレアンドロ・ダ

ミアンを迎えての攻撃力の進化だ。結論としては、エウシーニョの後はほとん

ど心配ない事と、高さが加わった攻撃力は楽しみだと云う評価である。又、負

傷していた守田の完全復活や、途中出場の斉藤学の雄姿も頼もしく思えた。

試合はダミアンの難易度の高いショートバウンドを振り抜いたシュートが決勝

点となり、カップ戦に弱いというジンクスを跳ね飛ばした。完成度には今一歩

の感がなきにしもあらずだが、この試合の勢いを当面のリーグ戦やACL戦に

つなげて貰いたいものだ。

2019年2月 6日 (水)

アジア杯決勝カタール戦TV観戦記 2019.02.01

結果が出てしまった後では何とでもいえるが、筆者の予想では、苦戦はすれ

ども勝つと思っていた。元々の力の差がある上に、準決勝から中3日の日本

に対し相手は中2日という試合間隔もアドバンテージになると思った。とこ

ろが、思ったより相手は力をつけていた。その上、5人でゴール前を固め、

前線の2人、アリとアフィフでゴールまで持って行く作戦に見事嵌ってしま

った。日本チームが油断した訳でもないと思うが、試合間隔のアドバンテー

ジは全くなく、逆にカタールの方が躍動的な動きであった。後から思えば、

6戦目のイラン戦がピークだったのかも知れない。全体に動きが重く、一歩

の出足で負けていた。パスミスか相手の読みが鋭かったのか分からないが、

前半はパスが通らなかった。それでも何とかするのが、強豪の仲間入りする

条件であるはずだが、やはり先制点を奪われたのが響いた。それも思わぬ形

での失点に混乱したようにみえた。

警戒していたはずの左サイドのアフィフに簡単にクロスを許し、後ろ向きに

抑えたはずのアリにリフティングからアクロバティックなオーバーヘッド・

シュートを決められた。不運なことに右のゴール・ポストに当り内側に跳ね

てゴールに転がり込んだ。権田の対応も遅れたようにみえた。まさかと思っ

たのかも知れない。アリに決められたショックというより、何が何だか分か

らないような失点のためBK陣の頭が錯綜したように思われた。正統にかわ

された失点なら修正の余地があったと思うが、予測不可能なプレーがこの試

合の流れを支配してしまった。「交通事故に会った」とでも割り切ってしまえ

ばよかったのかも知れないが、その余裕がなかった。

2失点目も僅かな隙をつかれたシュートだったが、いつもなら止めていたか

も知れない。権田のジャンプの起点も一歩足りなかったのではなかろか。

後半立ち直り、反撃し南野の得点で期待を持たせてくれたが、吉田の不運な

ハンドが出て万事休すとなった。

カタールが想像以上に力をつけていた。6戦で16点も取り無失点。韓国に

も勝ち、アウェイの準決勝UAE戦を大勝した力をもっと評価すべきであっ

ったろう。逆に日本は予選リーグで苦戦したが、決勝トーナメントでは無失

点で勝ち上がり、直近の「事実上の決勝」といわれたイラン戦を数字の上で

は圧倒した力を過信していたかも知れない。森保監督になってから抜擢され

た堂安、南野もカタールの前2人のように、単独でゴールまで持って行く力

は未だ備わっていない。今回負傷欠場の中島を加えたトリオで売り出した選

手達の今後に期待したい。最大の収穫はBK冨安の「発掘と急成長」であろ

うか。ひょっとすると他にも未だ隠れた逸材がいるかも知れない。大迫頼み

のFWやCB陣のなどの控えの厚みを増して貰いたいものだ。

2019年1月30日 (水)

アジア杯準決勝イラン戦TV観戦記 2019.01.28

ベスト4には日本の他カタール、UAE、イランの中東の3ヵ国が残った。

UAEは開催国、カタールは次回W杯開催国とはいえ、それぞれがオースト

ラリア、韓国といった強豪国を破って上ってきた。準決勝の対戦相手のイラ

ンは世界ランキング29位で、フィジカル、テクニックともに優れ、組織力

を武器とするランキング50位の日本とは現段階で互角か、少し上と思われ

る。5戦無失点で守備力も安定している。

立上り日本が攻勢に出たが、15分過ぎあたりから、イランの時間帯となり

前半を終了。後半も出だしからイランが攻勢に出て、いきなりペナルティ・

エリアの左手前でFKを与えてしまった。この場面は日本が守り切ったが、

この時のファールの判定が試合を左右することになるとは、敵味方ともに知

る由もなかった。イラン側のアーリークロスが酒井の左手に当り、ゴールラ

インを割り、一旦はCKの判定が出されたが、イラン選手のアッピールの最

中に判定が覆り、酒井のハンドがコールされ、おまけにイエローカードまで

出された。左手は体に密着してしていたので、微妙な判定であった。イラン

の選手達のアッピールにより判定が変わったのかどうか定かではないが、イ

ランの選手達には、アッピールが成功したものと意識の中に刷り込まれてし

しまったのではなかろうか。

10分後、今度はイラン・サイドのペナルティ・エリアの左手前、先ほどの

酒井のファールの位置よりはゴールに近いところで南野が倒されると、ファ

ールの笛は吹かれていないにもかかわらず、イランの選手がもの凄い勢いで

主審の方へすっ飛んでいった。観ている方には何が起きたか分からなかった

が、ファールでないことをアッピールしに行ったのであろう。南野が直ぐに

立上りコーナー付近のボールを拾って攻撃態勢に入る。それに気づいたイラ

ンの選手達がプレーに戻るが、守備体型が整わないうちに、南野が3人いた

BK陣の頭を越える絶妙のクロスを上げ、走り込んだ大迫がぴたりと合わせ

て先制点をもぎ取った。僅かな隙を突いた見事な連携プレーであったが、点

が入る時はこんなものか、との感想を抱いた。イラン選手達が「笛が鳴るま

でプレーを続ける」との基本忘れ、「ファールでない」とのアッピールに走っ

たのは、後半開始直後の酒井のハンドに対するアッピールの成功体験がもた

らしたものと思われる。

この物語は更に10分後へと続く。今大会不調(と思われた)の南野だが、

(自らの得点ではなかったが)先制点に絡む活躍で生き返ったようだ。前線

で動き回り、相手ペナルティ・エリア内でマイナス気味のパスを送ったとこ

ろ、イランのBKの手に当りPKの判定が出た。TVでは見過ごしてしまっ

た瞬間だったが、リプレーで観るとイランの選手の左手に当っており、南野

もハンドをアッピールしていた。VARで確認するも判定は覆らず、大迫が

追加点を確実に決めた。オマーン戦での長友の手に触れたプレーがお咎めな

しに終わったように、このケースも微妙であった。酒井のハンドに対しイエ

ローまで出した手前、主審としてはファールを取らざるを得なかったのでは

なかろうか。

3:0の結果以上に接戦だったが、酒井のハンドに対する判定がイランの選

手と主審自身に与えた心理的な影響、これが勝負の分かれ目になったような

気がしてならない。ファールの笛が吹かれていないのにもかかわらず、イラ

ンの選手達が何故、「ファールでない」とのアッピールに飛んで行ったのか、

南野のパスがイランのBKの左手に当った微妙なプレーで、何故PKを取ら

ざるを得なかったのか、両者とも酒井のハンドの判定に起因していると思わ

ざるをえない。それにしても、ファールの笛が吹かれていないのにもかかわ

らず、「ファールでない」とすっ飛んで行ったイランの選手達のプレーは滑

稽であった。今大会の「珍プレー」の筆頭に上げられであろう。

(追記)

試合後の選手インタビューで、「大迫選手が出てきてやりやすかったか?」と

の質問が発せられたが、選手にこのような質問をすべきではないと思う。場

合によってはチームワークを乱し兼ねない、と思うがどうだろうか。

 

2019年1月28日 (月)

アジア杯準々決勝ベトナム戦TV観戦記 2019.01.24

もたもたしていたら、準決勝の日になってしまった。ベトナムがこんなに

強いとは夢にも思わなかった。結果はVAR判定によるPKの得点を守り

きっての勝利であった。どんなチームでもゴール前を固められると厳しい

ものがあるが、1トップの北川とトップ下の南野の調子が上がらなかった

ので、なおさら苦戦したように見受けられた。北川は1トップの選手とし

て使うよりも、2トップの時のシャドウの選手かも知れない。南野は今大

回を通じて不調のようだ。1発決まれば盛り返すと思うが、その機会がく

るかどうか心配だ。準決勝の相手イランは強敵だ。例によってマスコミは

「優勝まであと2試合」とか当たり前のこと云って騒いでいるが、監督や

選手は浮かれていないのが良い。何とも予想しがたい試合だ。

2019年1月23日 (水)

アジア杯決勝T、1回戦サウジアラビア戦TV観戦記 2019.01.21

1:0の薄氷を踏むような勝利だった。勝因は「耐えるべき時はしっかり耐

える」との方針が徹底していたことである。格下チームと対戦する時とは違

った戦い方が功を奏したが、それにしても耐える時間が長すぎ、破綻寸前で

あった。ボール保持率23.7%で勝てたのは奇跡的である。日本側のボール

になった際、カウンター攻撃に拘り前線にボールを送ったが、ほとんどがつ

ながらずに波状攻撃を許す羽目になった。大迫が出てポストプレーが機能し

ていたらもう少し改善していたかも知れないが、ない物ねだりなので、ゲー

リーダーが流れを読んで、キープの時間を長くするように仕向けるべきだ。

(キャプテンは吉田だが、この役割はボランチかトップ下の選手が望ましい)

前回の投稿で、「このような場合にしばしばみられる劣勢チームの1発」と書

いたが、まさにこの試合の唯一の得点は、劣勢の日本側が得た最初のセット

プレーであるCKから生まれた冨安の1発であった。印象に残ったのはBK

吉田の顔面ブロックだ。しかも直ぐに立ち上がった。二人のBKにあっ晴れ。

この試合、予選ラウンドと違ってファールの判定は日本側に厳しいように感

じられたが、今後も判定にはバラつきがあると思う。冷静に対処して欲しい。

2019年1月21日 (月)

アジア杯予選ラウンドTV観戦記(雑感)

アジア杯が始まった。予選ラウンドの3戦ともTV観戦した。結果は

トルクメニスタン戦3:2、オマーン戦1:0、ウズベキスタン戦2:1

の3戦全勝であったが、格下チーム相手に苦戦した。守備面で課題が残る。

以下気づいた点を上げてみたい。

第1戦は前半中央突破に拘り、攻めあぐんだ。このような場合にしばしばみら

れる劣勢チームの1発、ミドル・シュートを決められ先制を許してしまった。

後半、左右に振る攻撃が功を奏し、また相手の緩みもあり3:1と逆転した。

ところが、その後がいけない。CBKの間を割られ1点差に詰め寄られドタバ

タしてしまった。結果、大迫を途中で替えて休ませることが出来なかった。

2戦目はペナルティ・エリ近くでセカンドボールを拾えない展開が続き、攻め

あぐんだが、前半半ばに零れ球に突っ込んだ原口がファールを貰い、PKを得

て先制。これが決勝点となった。Pエリアの内か外かの判定は微妙だった。

逆に日本側のPエリア内でボールが長友の左手に触れた際はお咎めなしであ

った。判定によってはPKかも知れない。ゴールに近い方の右手に当たってい

たら間違いなくPK献上だったと思う。ラッキーな判定であった。相手のカウ

ンター攻撃で裏を取られ、あわやゴールと云う場面もあったが、何とか逃げ切

ることができた。

メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ3戦目は又も先制された。牧野が前線で

ショムロドフにタックルしたがかわされ後追いの形になり、カバーした三浦も

切替され、僅かな隙間からシュートを決められてしまった。この試合は中盤で

当りに行ってかわされる場面が多かったし、後ろから追って相手をつかむケー

すも多々みられた。イエローすれすれのプレーでひやひやした。ブロックの外

側を意図的に回させる位の余裕が欲しい。この試合、前半終了間際に室屋のク

ロスを武藤が頭で合わせ前半のうちに同点にしたのは大きかった。後半の決勝

点は塩谷の鮮やかなミドルが決まったが、この場面も微妙だった。相手Pエリ

ア内に選手が一人倒れていたので、ゲームを止められてもおかしくなかった。

全般的に微妙な判定が日本側にとって有利に働いたが、「つきも実力のうち」と

思って、ボランチとの連携も含めた守備陣の立て直しを図り、決勝ラウンドに

臨んで貰いたいものだ。

2019年1月 4日 (金)

2018年ゴール2題

先ずは過去の投稿の抜粋から。

抜粋1:W杯決勝T、 日本:ベルギー戦TV観戦記 2018.07.03

(省略)

>2点目は高さにやられた。ロスタイムの終了間際に日本も攻勢に出てFK

>を貰う。本田のキックは惜しかった。もう少しレベルの低いGKだったら決

>まっていたかも知れない。それでもCKを得た。自分も含めサポーターの

>誰しもがコロンビア戦での大迫の決勝弾を思い出し期待したと思う。ピッ

>チの選手も同じ思いだったのではないか。まさか反撃を受けるとは夢にも

>思わなかった。
(
省略)

>の得点をほめるのも何だが、それにしてもGKのスローからドリブル、パ

>スゴールへの一連の流れの速いこと。ルカクがスルーしたのにも驚かされ

>た。彼が自分で決めてやろうと思ってパスをキープしたら止める事が出来た

>かも知れない。
>
悔やまれる敗戦だが、大いに楽しませて貰った。

 

抜粋2:川崎:神戸戦TV観戦記 2018.10.20

(省略)

>先ずは斉藤学の一発が右隅に決まり同点にすると、勝ち越し点は流れるような

>得点で今年のベストゴールの候補に入るだろう。家長のヒールから始まり、大

>島が小林とのワンツーで抜け出し落ち着いて決めた。大島がワンツーを使わず

>ドリブルで上ったらどうだったか。ブロックに会っ止められていただろうな、

>とか想像するのも楽しい。小林の潰れ役も見事だった。

(省略)

>翌日、「メキシコオリンピック五十周年記念パーティー」に出席した。入口で

>川崎のサポーターと出会った瞬間、彼の口から出た言葉は「昨日見た?4点

>目」であった。

 

コメント1

外国人ストライカーはとかく「俺が俺が」の気持が強いのに、ルカクは何故

あの場面でスルーしたのか、不思議に思っていたが、年末の30日にBS1

放映された、ベルギーの決勝点(14秒のカウンター)を題材にした番組「ロ

ストフの死闘」を観て納得できた。ベルギー代表チームの監督は個人の成績

よりもチームの勝利を最優先にすること(精神)を選手に徹底的に叩き込ん

だという。ルカク自身がインタビューに答え、「ボールに触らなかったけど、

W杯のベストプレーだった」と語っていたのが印象に残った。

 

コメント2

川崎フロンターレの大島のゴールは予想通り2018Jリーグアウォーズ

の最優秀ゴール賞に選ばれた。めでたし。何度観ても美しい。

 

                   以上

2018年12月 6日 (木)

川崎:磐田戦観戦記 2018.12.01

優勝がかかったアウェイのC大阪戦は他の予定と重なり遠征出来ず。結果を遠征したサポーター仲間に確認した直後、会合のため武蔵小杉駅に下り立ったが、街全体が静かな雰囲気に包まれており、いささか拍子抜けであった。そうか、騒がしい連中は大阪に出掛けているのか、と納得した。
最大勝ち点差13から2試合を残しての優勝。首位に立ってから決定まではあっけなかったが、信じられないような広島の失速に助けられたとも云える。23節の直接対決のアウェイ戦の勝利も大きかったが、広島よりも怖いと思われた29節アウェイの鹿島戦の引分けも大きかった。小林悠が2試合連続でPKを外したにもかかわらず、「負けなかった」ことが称賛される。この試合の前まで勝ち点差11であたが、負けていたら5試合残して勝ち点差8に詰め寄られ、以後の試合はプレッャーを受けていたであろう。しかも最終戦は昨年お世話になった磐田戦で、因縁めいたものが感じられた。ひょっとしたら昨年と逆の立場で最終戦を迎えていたかも知れない。
優勝決定後の2試合は川崎にとってはモチベーションが重要だが、幸い前節のFC東京戦は多摩川クラシコの雪辱戦で、この試合は優勝と最多得点、最小失点の「完全優勝」が目標となった。
一方磐田はプレーオフに回る16位に墜ちる可能性があるので必死になるであろう。引き分け以上で自力で残留が確定だが、他会場の戦況をにらみながらの戦い方は難しいだろう。
多少の出入りはあったが、川崎が押し気味の前半もスコアレスで終わる。後半の出だしは互いにパスミスが多く、見た目には蹴り合うだけの下手なサッカーの見本のような出来であった。しばらくして落ち着き川崎優位の展開が続いたが、落し穴が待っていた。磐田の右からのドリブル攻撃に川崎の選手(誰か確認できず)が一発で飛び込んだ結果かわされ、フリーの形でゴールライン近くまで持ち込まれ、そこからのクロスを大久保に決められた。大久保をはじめ磐田イレブンの喜び様は半端ではなかった。残り10数分でのリードは悪くても引き分けに持ち込める可能性大で、その時点では地力での残留に大きく近づいた。ところが勝負の世界は残酷だ。終盤に奈良のヘディングで追いつくと、ロスタイムの終了間際に家長が左サイドを抜け出し、ゴールライン付近からのクロスがオウンゴールを誘ったところでタイムアップの笛だ。磐田にとっては悪夢で、川崎にとっては最多得点の完成であった。湘南対名古屋戦は前半2:0で湘南がリードしていたが、後半名古屋が追いつき引分けとなり、互いに勝ち点41となり、磐田にとっては最悪のケースとなった。                           シーズン途中に磐田に移籍した大久保は試合前の選手紹介で川崎サポーターから拍手で歓迎され、彼らしい嗅覚で一発決めた。ところが絶好球を受けてフリーで抜け出そうとしたところを谷口に体を入れられ止められたシーンがあった。大久保は衰えたな、と感じざるをえない。中村俊輔も同様だ。一方、川崎の憲剛はまだまだ元気だ。

2018年11月 6日 (火)

川崎:柏戦観戦記 2018.11.03

ここにきて広島が絶不調のため、あっと云う間に追い抜いてしまった。まるでマラソン・レースで
前を行く走者に追いついた瞬間、一気に抜き去り引き離してしまうかのようだ。
さて、今節の相手は降格争い真っ只中の柏だ。がむしゃらに向かってくるチームには手こずる事が
多いので要注意だ。そんな事を思い浮かべながらキックオフを迎えたが、前線から強烈なプレスを
掛けたのは首位を行く川崎の方だった。これでは元々のチーム力に差があるのだから、大半が川崎
側の攻撃で試合は展開した。とは云え結果(得点)が伴わなければ意味がない。セットプレー1本で
形勢が逆転する事もあるので、ともかく先制点が欲しいところだ。すると頃合いの時間帯に、ボラ
ンチの守田が左サイドを抜け出し、マイナスの折り返し。これを家長が慎重に決め先制した。次い
で憲剛のCKを谷口が頭で決め2点リードのまま前半を終了。こうなると小林の一発も観たくなる
ものだ。後半も川崎の時間帯で進んだが、中々追加点が奪えず、多少いらいら感が出てきたところ
で、小林が肘打ちを喰らい負傷交代してしまった。それでも終盤に阿部が決めた上に、完封で試合
を締めることが出来、サポーターとしては大満足で帰路についた。大島がベンチのままで、ボラン
チを守田、下田のコンビで乗り切った事も収穫である。
広島がこの日も負けた(しかも2:0からの逆転負け)ため勝ち点差が7となり連覇に大きく近づ
いたが、油断は禁物だ。

2018年10月24日 (水)

川崎:神戸戦TV観戦記 2018.10.20

10月のこの時期は諸行事が重なり、応援もままならない。神戸戦がイニエスタ効果で放映されることになり、腐れ縁で出席していた行事をお先に失礼しTV観戦することにした。
中断前の神戸は不調であったが、立て直してくるものと思われる。一方の川崎は阿部と守田が出場停止、車屋が怪我で欠場なので、両チームの力関係は微妙だ。
川崎の左サイドは車屋、阿部ラインに代って登里と斉藤学で、憲剛がボランチに入り、小林と知念の2トップだ。早々にPKを得て、小林が落ち着いて決め先制したが、神戸の圧力も強く数分後にオウンゴールで追いつかれてしまった。次いで立て続けに古橋、三田にミドルを決められ、あっという間に2点のビハインドなった時は心穏やかでなかった。以前のフロンターレならここでズルズルと後退したかも知れないが、優勝経験の薬が効いたのか、落ち着いて前半のうちに先ず1点差に詰め寄った。家長の同点弾も難易度が高いものだ。
後半に入ると展開が一変した。スタミナ不足か、神戸の勢いが止まると川崎の時間帯になった。このあたりはサッカーの怖さでもあるし面白さでもある。先ずは斉藤学の一発が右隅に決まり同点にすると、勝ち越し点は流れるような得点で今年のベストゴールの候補に入るだろう。家長のヒールから始まり、大島が小林とのワンツーで抜け出し落ち着いて決めた。大島がワンツーを使わずドリブルで上ったらどうだったか。ブロックに会っ止められていただろうな、とか想像するのも楽しい。小林の潰れ役も見事だった。エウシーニョのダメ押しの一発も出て、終わって見れば完勝であった。
不測の事態であるオウンゴールや、Jリーグ・キャリアで2度と出ないだろうと思われる古橋と三田の鮮やかなゴールをものともせず、勝ち点3を積み上げたのは大きい。
翌日、「メキシコオリンピック五十周年記念パーティー」に出席した。入口で川崎のサポーターと出会った瞬間、彼の口から出た言葉は「昨日見た?4点目」であった。

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