2025年5月12日 (月)

川崎:鹿島戦DAZN観戦記 2025.05.11

鬼木前監督の栄転先(?)との戦の舞台は国立競技場。5連勝中で首位に立つ鹿島とACLE

準優勝の川崎の対戦だけに注目度は高い。フロンターレはACLE決勝戦で負傷した三浦に替

って佐々木が左SBに入り、右SBは際、両CBは高井と丸山で不動。ボランチは河原、山本、

2列目が伊藤、大関、マルシーニョで1トップがエリソンでスタート。幸先よく、山本のCK

をニアにうまく抜け出した佐々木が仕留めて先制した。その後も攻勢に出たが2度の決定機を

マルシーニョと大関が外し追加点を奪えず。このまま前半が終わるかと思われたが、終了間際

に左右に振られ、舩橋にに同点弾を決められてしまった。大関がブロックに入ったがかわされ

たのが痛かった。舩橋の技を褒めるべきかも知れない。後半は鹿島も盛り返し川崎陣内での攻

防が多くなった。中頃に鹿島の点取り屋レオセアラが負傷退場し替わりに田川が入った。フロ

ンターレが攻め上ったところ、鹿島の右サイドで細かいパスを回され最後は田川にパスが通り

抜け出されGK山口が前に出るも勝ち越し点を決められてしまった。急遽入った田川のマーク

が甘かったようだ。或いは田川の意外性にやられたのかも知れないが、更に松村にも抜け出さ

れた場面もあったので、守備体制の点検が必要であろう。終盤攻勢に出て山田のバーを叩く惜

しいシュートもあったが、逃げ切られてしまった。

2025年5月 5日 (月)

ACLE決勝 川崎:アルアハリ戦DAZN観戦記 2025.05.04

残念無念!不利は承知の上だが、準決勝戦の勢いのままジャイアントキリングを期待するも跳ね

返されてしまった。準決勝戦での伊藤のゴラッソ弾のような一発が出ない限り勝機を掴めないの

だが、逆に耐えていた前半35分にゴラッソ弾を喰らってしまった。準決勝戦での2失点と同じ

ようにPエリア外側からのシュートであった。一方フロンターレは早い時間にマルシーニョが左

サイドを突破しPエリア内に侵入したチャンスがあったが、シュートは虚しくも外れてしまった。

山口が開始早々の相手シュートを2本防いだだけに、マルシーニョのシュートが決っていれば流

れを引き寄せられたかも知れない。前半終了間際、三浦の負傷治療中の隙を突かれた2失点目も

痛かった。前半は相手をリスペクトし過ぎたかも知れない。後半伊藤や山田を投入してやや盛り

返したが、結果は枠内シュート0の完敗であった。

再度のチャレンジは勿論だが、タレント集団に対抗してのチーム力強化は容易ではないだろう。

報道によれば相手の年俸総額272億円に対し、川崎側は24億円とか。幸い準優勝賞金その他

で10億円近い報酬があるようだ。金満体質にならない範囲でよろしいと思うが、Jリーグを2

度目に連勝した頃の最盛期のチーム力を再度構築して貰いたいものだ。更には大会のレギュレー

ションに関しても大いに不利があった。東アジア諸国と結束して改善に政治力を発揮して貰いた

いものだ。

2025年5月 2日 (金)

ACLE川崎:アルナスル戦DAZN観戦記 2025.05.01

不覚にも目覚めたのが3時頃で、家長の3点目が決った直後であった。平素、深夜の試合の折は

10時半に床につき、1時頃自然に目が覚めるので、目覚し時計のセットもせずにいたのが失敗

だった。相手の追撃弾とはらはらしながらのフロンターレの逃げ切り場面を生で観戦し、後から

全編を見直した。

思い切った選手起用であった。特にトップとトップ下に神田と大関を抜擢した長谷部監督の大胆

さには驚かされた。結果論かも知れないが、交代選手の起用も含めこの試合のベンチワークは冴

えわたっていた。3:2の勝利だが、3点ともいい時間帯に奪取できた。伊藤の先制ゴラッソ弾。

先発起用に応えた大関の勝ち越し弾。エリソンの「死んだふりドリブル」からのクロスを押し込

んだ家長の3点目。どれも出来すぎかと思われるよう得点であった。一方、2失点はいずれも切

れ込んでのミドル弾で個の能力の髙さが感じられた。注目のロナルドはポストに救われたヘッド

弾があったが、無得点に封じることが出来た。BK陣の体を張ったプレーが光った。

ここまできたら当然優勝を期待するが、完全アウェイ戦で、しかも相手は中3日に対しこちらは

中2日ときては不利であることは否めない。勢いを持続しつつも挑戦者のマインドを以て果敢に

挑んでもらいたいものだ。

2025年4月30日 (水)

ACLE川崎:アルサッド戦DAZN観戦記 2025.04.28

ACLE準々決勝はカタールの雄アルサッドが相手だ。すでに東地区の3チームはサウジアラビアの

チームに敗退しているので、東地区の代表としての期待を背負っての登場だ。

川崎の先発メンバーは1トップにエリソンが入った他は定番のメンバーだ。開始4分で川崎が先制し

た。起点はMF山本で、攻め上ろうとした相手のボールを中盤で奪取し右サイドでフリーの家長にパス

、家長も早めにクロスを入れ、走り込んだエリソンが鮮やかに決めた。エリソンの今迄のゴールの中

でも秀逸の一発であった。ところが5分後に、ちょっとした隙を突かれ、ワンツウで抜け出した相手

に角度のないところからニアをぶち抜かれてしまった。意外性のある一打であった。容易く追いつか

れてしまったフロンターレだが、22分に今度はマルシーニョが山本とのワンツウで抜け出し、相手

GKとの間合いが微妙なところをタッチ差でシュートし、これが微妙なところに決って再びリードし

た。その後膠着状態であったが、71分に相手右サイドで奪取された後のクロスがゴール前に流れ、

二人スルーの先のフリーの相手に再度の同点弾を決められてしまった。同点のまま延長戦へ突入する

と、後半途中から入った瀬川が相手のミスを逃さず、これまた後半途中から投入された山田にパス、

更に山田がゴール前の脇坂にパスし、脇坂が決勝弾を決めた。相手のスタミナも切れたようで、この

まま逃げ切り準決勝へと駒を進めた。

準決勝の相手はロナウド擁するアルナスルが相手だ。準々決勝では横浜FMを圧倒しただけに倒すの

は容易ではないが、野球のWBCで大谷が言った、「今日だけは相手に憧れることは止めよう」の精

神で臨んで貰いたいものだ。

2025年4月23日 (水)

川崎:東京V戦観戦記 2025.04.20

ACLE決勝ラウンド遠征前の一戦。7連戦の最後で体力的には厳しいかも知れないが、ホームで

勝点3を奪って気持ちよく出発して貰いたいものだ。風は少々強目だが絶好の観戦日和だ。先発陣

は1トップに山田、右ワイドに家長が入った他は前節と変らず。スコアレス・ドローの結果に感想

も影響されたかも知れないが、見どころのない単調な試合であった。開始早々のマルシーニョのク

ロスに山田が走り込んで合わせたシュートは枠外。これが決っていたらと思うがタラレバだ。山田

のところでのロングボールの収まりは悪く、この日の山田には見せ場がなかった。また脇坂との連

携も出来ておらず、セカンドボールの回収もままならず。後半途中にエリソンに代えられたのもや

むを得ないであろう。そのエリソンは残り10分頃抜け出したが、シュートに至らず。他のチーム

の外国人ストライカーに比べ力不足と認めざるを得ない。試合後の戦評会で同行者から、「ゲーム

メーカーの不在」が指摘されたが、その通りであろう。勢い良く2連勝で始まった7連戦も2勝4

分1敗の勝点10に終ったが、決して悪い結果ではない。首位京都とは勝点差3の6位。混戦の上

位争いは連勝、連敗で順位は大きく入れ替わる。若手も含め多くの選手がピッチに立てたのも後で

効いてくるだろう。ジェジエウと大島の負傷は痛いが、じっくりと治療しリーグ戦やカップ戦の終

盤のここぞと云う試合で活躍して貰いたいものだ。

2025年4月17日 (木)

川崎:神戸戦DAZN観戦記 2025.04.16

シーズン当初調子の上らなかった神戸も上向きになってきた。一方フロンターレは今一歩調子の波

に乗れてない。そんな両者の対決はマルシーニョの個人技で一矢報いたが、1:2の得点差以上の

完敗であった。後半巻き返す場面もみられたが、全般的には相手のゲームプランに翻弄された形に

なった。守備陣は健闘したが、佐々木大樹のゴラッソゴールとCKのこぼれ球をトゥーレルに頭で

合わされ2失点を喫してしまった。これも押し込まれる展開が長かったことが要因と思われる。ち

なみにCKは神戸8本に対し川崎は1本。FKは13対9だが神戸の方はPエリア近くからのもの

が多かった。

2025年4月13日 (日)

川崎:清水戦DAZN観戦記 2025.04.12

3試合続けての引分に終った。2節前の町田戦とほぼ同じ先発陣で、フロンターレが押し

気味であったが得点できず前半終了。後半、15分過ぎにPエリア内に侵入され河原がPK

献上のファ-ル。これを北川に決められ先制を許す。河原には目に見えない連戦の疲れが

あったのかも知れない。フロンターレも直ぐに反撃し、左サイドの崩しから三浦のクロスを

山本が決めたちまち同点。逆転の期待が膨らむが清水の守備も固い。終盤マルシーニョが抜

け出したところを清水北爪がファールで止め一発レッド。ところが一人少ない相手を仕留め

切れず試合終了となった。

2025年4月11日 (金)

川崎:横浜FM戦DAZN観戦記 2025.04.09

湘南戦、町田戦は所用により生で観戦出来ず。後でハイライトをチェックしたが、結果が分って

いるだけに臨場感に欠けた。首位町田、2位の広島がともに勝点17。ACLEの関係で消化試合が

1試合少ないフロンターレがこの試合に勝てば勝点18となり暫定首位だ。(広島の消化試合も

1試合少ないため暫定)川崎は前節町田戦から先発メンバーを9人入れ替えてきた。宮城が試合前

の練習で負傷しなければ10人の入れ替えだった。GKはソンリョン、BKは右から際、高井、ア

イダル、田邉、ボランチが河原、大関、2列目が伊藤、瀬川、マルシーニョ、1トップにコバ悠の

布陣だ。試合開始早々に横浜のCBジェイソンキニョーネにアクシデントが発生しトーマスデンと

交代。直後に横パスを奪った川崎がショートカウンターで横浜ゴールを襲い、大関がリーグ戦初ゴ

ールを決め先制した。ところが、その後は横浜に終始押され気味で、何とか耐えて前半を終えられ

るかと思われたところで、ヤンマテウスに右サイドを突破され、内に切れ込んでのシュートを決め

られてしまった。後半川崎はマルシーニョに替えて脇坂、河原に替えて山本を投入し立て直しを計

る。すると中頃、右からのスローインから中央に展開し、アイダルが持ち上がり30メートルのゴ

ラッソ弾を決めて再びリード。ところが終了間際にそのアイダルが両足を攣ってプレー続行不可能

になり土屋を投入したが、直後に立て続けに2失点してしまい、逆に敗色濃厚となってしまった。

ここからフロンターレの脅威の粘りで、ADタイムが10分も過ぎたところで得たCKから高井が

打点の髙いヘディング弾を決めて引分に持ち込んだ。

前節同様、先行し逆転され同点に追いつく試合展開となったが、ポジティブに捉えたい。試合後の

インタビューで長谷部監督も自分のミスと言っていたが、確かに勝てる試合を逃した側面はある。

とは云え、昨年にはみられなかった大関や神田、土屋の若手を登用しての引分は後ろを向く必要は

ない。土屋にはほろ苦いデビュー戦となってしまったが・・・

2025年3月31日 (月)

川崎:FC東京戦DAZN観戦記 2025.03.29

ACLEの上海申花戦は別としてJ1戦では京都戦、岡山戦とスコアレスが2試合続いているので、

このところ相性の良い相手だけに巻き返しを期待して観戦。GK、BK陣は不動のオーダー。この日

のボランチは大島と山本のセット、2列目が家長、脇坂、マルシーニョ、1トップに山田の布陣でス

タート。結果は3-0の快勝だが前半は押され気味であった。早々に俵積田に両CBの間に侵入され

た時はひやりとしたが、山口が体を張って防御。このプレーは大きかった。押されながらもフロンタ

ーレ側にもチャンス。15分に大島のスルーパスを山田が外し、中頃には立て続けにCKのチャンス。

いずれも高井がヘッド弾を放つも一発目は相手GKに弾かれ、2発目はネットを揺らしたがファール

の判定。どこのファールか分からなかった。後半フロンターレが盛り返し、中頃に右サイドから佐々

木が脇坂に低いクロスを入れると、トラップが大きく相手BKを背にした山田の前へ流れ、山田が反

転してシュート。当たりは弱かったが、タイミングとコースが良く先制点となった。2点目も右から

佐々木がクロスを入れ、相手BKに当ってこぼれたところをマルシーニョに替って入った伊藤がファ

ーストタッチ弾を決めた。ふかしてしまいそうな難しいこぼれ球であったが抑えの効いた見事なシュ

ートであった。3点目のエリソンの得点はご馳走様といったところか。

投稿が前後するが、W杯最終予選のサウジアラビア戦もDAZN観戦した。引分狙いの5-4-1布

陣の相手を最後まで崩せずスコアレスドローに終った。前半は中村敬斗が左サイドを抜け出したシー

ンが何回かあったが、後半中村対策で選手を入れ替えられ封じ込まれてしまった。前半に中村からの

クロスを受けた前田のシュートがバーを叩いたが、これが入っていたら局面は大きく替わっていたか

も知れない。バーレン戦の先発陣で臨んだとしてもそこそこのランクのチームが引分狙いできたら、

簡単には崩せないであろうと思った。

2025年3月23日 (日)

W杯アジア最終予選日本:バーレン戦DAZN観戦記 2025.03.20

得点シーンは2点とも秀逸。2点目は久保の個人技が光ったが、1点目は個人技と

連携プレーが融合したもので天晴れ。上田の反転、相手BKに追い越させ隙間を作っ

ての久保のパス、鎌田の落ち着いたシュートといずれも鮮やか。それよりも楽勝と

思ったバーレンに前半は押され気味でびっくり。相手は大半の選手が自国リーグ所

属で、この試合を目指して3カ月合宿したようだが、日本チームに対する「傾向と

対策」が出来ていたようだ。三苫も殆ど見せ場がなく、もう1ランク上のチームだ

ったら危なかったかも知れない。いずれにしても最速の予選突破を祝福したい。W

杯本番に向けて、選手層を厚くするためや、強豪との対戦で劣勢に立った時の対策

のため等に残り3試合は貴重だ。

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