ACLグループステージ蔚山現代戦DAZN観戦記 2022.04.27
グループステージ突破に向けて大事な一戦。先発陣は異なるとは云え、前節の
快勝で波に乗るフロンターレは押し気味に試合を進める。相手のミスからゴー
ル前のダミアンへボールがこぼれるもシュートを浮かせてしまった。絶好の先
制機を逃したのは痛かった。14分、押せ押せムードの隙を突かれ、ゴール前
の混戦からこぼれ球をレオナルドに決められ、あっけなく先制されてしまった。
20分には佐々木のミスパスを拾われ、レオナルドのドリブルから右に走り込
んだオムウォンサンにパスが配給され、ソンリョンが詰めるも、立て続けに失
点してしまった。前半終了間際に谷口のクロスをマルシーニョが左から折り返
し、ゴール右に詰めたダミアンが決め後半に期待を持たせた。
ところが後半開始早々、一本のロングパスからカザイシュヴァリが持ち込み、
ソンリョンとの一対一も股の間から決められ再び2点差にされてしまった。こ
の失点は痛かった。相手は固く守ってのカウンター攻撃で時折フロンターレの
ゴールを脅かす。ロスタイムにダミアンの2発目が飛び出したが時すでに遅し
であった。蔚山の試合巧者振りにまんまと嵌ってしまった試合であった。単独
でもシュートまで持って行く力量のあるトップの配置とがっちり守ってのカウ
ンター狙いの作戦の相手にフロンターレはJ1でも苦戦することが多い。対策
が必要だ。