川崎:磐田戦TV観戦記 2022,06.25
天皇杯3回戦から中2日での磐田戦。観戦記を忙しさにかまけて怠っていると、
あっと云う間に次の試合がきてしまう。札幌戦で得点欠乏症が吹っ切れたかと
思ったが、次戦天皇杯のヴェルディ戦は無得点のままあっけなく敗退してしま
った。札幌戦から先発陣をがらりと入れ替えたのが裏目に出たとか、雨のピッ
チが川崎に不利に働いたとか敗因は色々上げられると思うが、ヴェルディの勢
いに圧倒されたものと思う。目下絶好調の横浜Fマリノスや浦和、FC東京も
揃って討ち死にした。トーナメント戦の怖さをあらためて思い知らされたのだ
が、J2チームにも力のある選手がごろごろいることも認識しなければならな
い。彼らがチームとしてまとまった時、同時に上位チームに油断があった時な
どに下剋上が起きるものと思われる。フロンターレが両SBと両IHを同時に
入れ替えて起用したところは「油断」の一つかも知れない。
磐田戦だが、またも得点力不足が露呈してしまった。終盤のCKからの一発に
泣かされたが、ベルディ戦で喰らった一発同様に想定外の一発はサッカーには
つきものだ。そこで毎試合3得点以上を目指したはずだが今シーズンは札幌戦
以外は実現できていない。三苫や碧、旗手らの代表クラスの選手達が移籍した
こともあるが、それ以上に得点力不足に悩むのは、川崎の戦術が各チームに学
習されてしまったことにある。ボールは回せるが、最後の砦を崩せないでいる。
カウンターのスピードアップや遠目からの強引なシュートなど目先を変えた戦
い方が求められるのではないか。