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2022年6月

2022年6月27日 (月)

川崎:磐田戦TV観戦記 2022,06.25

天皇杯3回戦から中2日での磐田戦。観戦記を忙しさにかまけて怠っていると、

あっと云う間に次の試合がきてしまう。札幌戦で得点欠乏症が吹っ切れたかと

思ったが、次戦天皇杯のヴェルディ戦は無得点のままあっけなく敗退してしま

った。札幌戦から先発陣をがらりと入れ替えたのが裏目に出たとか、雨のピッ

チが川崎に不利に働いたとか敗因は色々上げられると思うが、ヴェルディの勢

いに圧倒されたものと思う。目下絶好調の横浜Fマリノスや浦和、FC東京も

揃って討ち死にした。トーナメント戦の怖さをあらためて思い知らされたのだ

が、J2チームにも力のある選手がごろごろいることも認識しなければならな

い。彼らがチームとしてまとまった時、同時に上位チームに油断があった時な

どに下剋上が起きるものと思われる。フロンターレが両SBと両IHを同時に

入れ替えて起用したところは「油断」の一つかも知れない。

磐田戦だが、またも得点力不足が露呈してしまった。終盤のCKからの一発に

泣かされたが、ベルディ戦で喰らった一発同様に想定外の一発はサッカーには

つきものだ。そこで毎試合3得点以上を目指したはずだが今シーズンは札幌戦

以外は実現できていない。三苫や碧、旗手らの代表クラスの選手達が移籍した

こともあるが、それ以上に得点力不足に悩むのは、川崎の戦術が各チームに学

習されてしまったことにある。ボールは回せるが、最後の砦を崩せないでいる。

カウンターのスピードアップや遠目からの強引なシュートなど目先を変えた戦

い方が求められるのではないか。

2022年6月22日 (水)

川崎:札幌戦DAZN観戦記 2022.06.18

すっかりご無沙汰してしまった。キリンカップとU-23アジアカップの大半の試

合はDAZN観戦したが、生来の怠惰な性格が災いして観戦記の掲載が滞ってしま

ったことをお詫びします。代表チームの4試合はパラグアイとガーナには快勝

したがブラジルには0:1、チュニジアには0:3の敗戦。ともにゴールが遠

かった。自分も含めて多くのサポーターがチュニジアには勝てると思ったので

はないか。それが完敗であった。こんなはずではなかったのに、とピッチ上の

選手達も思ったかもしれない。現実はチュニジアのしたたかな戦術に屈し、攻

め手がなかったように思われた。前半、右サイドの伊藤は楽な形でパスを貰え

クロス迄持ち込めたが、そこまで。相手も中を固めれば防げると思ったのであ

ろう。一方、途中から投入された三苫には最初からマークが二枚ついた。ゴー

ルラインぎりぎりまで切り込まれるのを嫌ったのあろう。左右二人のエースへ

の異なる対応をみるにつけ、チュニジアは周到に準備してきたことが分る。変

な話だが、ここで楽勝してマスコミの「W杯予選リーグ突破がみえた」とか言

った無責任な記事が踊るより、現状認識が出来て良かったのかも知れない。

U-23アジアカップの準々決勝韓国戦は飛び級で参戦しているU-21の日本が快勝

し痛快だった。鈴木唯人の3点目はストライカーらしい得点だった。相手BK

が緩かったとは言えゴール前でBKをかわしてのゴールゲットは久し振りにみ

た。当然優勝と思ったが、深夜観た準決勝のウズベキスタン戦は予想外の敗戦

であった。ウズベキスタンがこんない強いとは思わなかった。アジア全体のレ

ベルが急速に上っていると感じた。

さて札幌戦だが結果オーライで安心した。チャナティップと大島が戻り、早速

MFに起用された。橘田は左SBでこれは意外だった。前3人は遠野、知念、

家長で構成。先制点は札幌で、大島のブロックが爪先に当り相手への絶好のパ

スとなってしまった。家長の同点弾も相手BKの細かなバックパスの呼吸が合

わず家長の前に流れてきたもの。福森のCKを荒野に頭で決められた時は穏や

かではいられなかった。ところが、本人には悪いが知念の負傷退場があり、替

って入ったコバ悠が大活躍だ。再度の同点弾は技ありのオーバーヘッドキック

で、J1の今季ベストシュートだろう。これで勢いに乗り、途中投入のダミア

ンとマルシーニョで相手GKからのパスを浚い、一発目は防がれたが、こぼれ

球をコバ悠が見逃さずに勝ち越し弾を決めた。4点目もコバ悠が粘ってキープ

したところから生まれた。最後はこれぞ等々力劇場、マルシーニョの圧巻のぶ

っちぎりシュート。久々の5点目であった。5得点はいずれも綺麗に崩したも

のではなく相手のミスにしぶとく喰らいついたもので、今後の攻めの参考にな

るものと思う。

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