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2022年12月15日 (木)

W杯準決勝2試合ABEMA観戦記 2022.12.14/15

日本時間で朝4時キックオフの2試合をABEMAで観戦した。

アルゼンチン×クロアチア戦はどちらも応援したくなる組合せだ。メッシに優

勝させたいし、日本のベスト8の夢を打ち砕き、優勝候補ナンバー1のブラジ

ルをも破ったクロアチアにも勝って貰いたい。クロアチア優勢で始まったゲー

ムだったが、アルバレスのカウンター攻撃で得たPKをメッシュが叩き込み流

れは一気にアルゼンチンに傾いた。アルゼンチンが軽やかな攻守を見せるのに

対しクロアチアの動きは重い感じがした。2試合連続のPK戦の疲れかも知れ

ない。アルバレスの2度目のカウンターは相手BKに当りながらもキープし続

け自ら押し込んだ。3点目はメッシュの圧巻のドリブルから生れた。右サイド

で目下売出し中のクロアチアのCBグバルディオルを緩急自在に翻弄し、ゴー

ルライン付近からマイナスの折り返しを送り、アルバレスが楽々決めた。

フランス×モロッコはエムバペのプレーを楽しみたいと思う一方、モロッコの

快進撃をもう一度期待した。試合は5分でフランスが先制した。CBからの高

速パスを受けたグリースマンが相手BKを置き去りにしてクロスを入れ、エム

バペのシュートは守備網に引っ掛かったが、左上に零れたボールをエルナンデ

スが高い打点から左足を振り抜いて決めた。抑えの利いた見事な一撃であった。

モロッコは5BKから4BKに代えて反撃し、互いにチャンスを作りながらも

得点できない中、最高の見せ場が訪れた。主役はやはりエムバペだ。バイタル

エリアでパスを受けるとマークを巧みにかわし、一旦左サイドのチュラムにパ

スし、返しを受けるとPエリア内で左に右へと密集をかき分けて右斜めのパス

(シュートとも)を送るとゴール前に流れ、途中交代で入ったコロムアニがフ

ァーストタッチで楽々決めて止めを刺した。

メッシとエムバペがそれぞれ見せ場を作り、2試合とも大いに楽しめた。決勝

戦が楽しみである。

 

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コメント

アルゼンチン対クロアチアは興味深い対戦でした。この試合は、アルバレスのPKで決したと言っても言い過ぎで無い気がします。

このPK場面、GKとアルバレスが交錯して、アルバレスを倒したとしてPKになりましたが、GKは普通にセーブに行き、アルバレスが倒れたと見えなくも無い気がします。南米の選手はこの手の駆け引きが上手いので主審が騙された?と覚わしきシーンでした。

この先制点でアルゼンチンはメッシを残し、カウンター狙いがはっきりします。クロアチアとして、やり憎いのが、メッシが前線に残りいつでも裏抜けするぞと脅してる戦術でした。クロアチアとしては、得点を狙うも、後ろに控えるメッシも気になる展開で、攻撃に集中出来なかった事でしょう。モドリッチは37歳にして、PK戦を2連戦してもこれだけ動けることにビックリです。動き回るモドリッチと守備をせず動かないメッシの対照的な対戦でした。アルゼンチンは、メッシの静に比してアルバレスは人の3割増しで動いていたのが全体のバランスを保ってる秘訣でしょうか。

フランス対モロッコも面白くなると思いましたが、モロッコの作戦ミスが致命的でした。

モロッコは後半開始から左SBを25番(ヤヒア・アッティヤト・アラー)へ交代しましたが、この選手が攻守に機能せず、悪手でした。
攻撃の場面でも日本の伊藤ばりにバックパス、そして2失点目のフランス選手を見逃すという大失態でした。SBというディフェンスの選手が自分の後ろの選手をカバー(マーク)しないのはあり得ない事態です。エムバペが4人に囲まれていたのに、その4人以外の選手でであるSBがボールウォッチャーでは失点も致し方なしです。W杯も4強になると、一人でもヘボが居るとチームが瓦解するという見本の様な試合でした。

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