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2024年2月

2024年2月25日 (日)

川崎:湘南戦DAZN観戦記 2024.02.24

ACL山東泰山戦敗退のショックから中3日、Jリーグ開幕戦は苦手チームの一つの湘南戦。

ショックから切り替えが出来ているかどうか注目して観ていたが、早々にCKのこぼれ球を

池田にゴラッソ弾を決められしまった。湘南ペースで進行しどうなるものかと心配したが、

脇坂のゴラッソ返しが飛び出し少しは落ち着いた。後半早々、相手バックパスをGKがゆっ

くり処理するところをエリソンが強奪し、GKが引っ張り止めようとしたが振り切って無人

のゴールへ流し込み、これが決勝点となった。エリソンが倒れていたらDOGSOだったか

も知れない場面だった。湘南側にはポスト直撃弾やVARによるオフサイド判定で取り消され

たゴラッソ弾もあり、内容は湘南が上回っていたように思われる。湘南の選手もサポーター

も負けた気がしないのではないか。フロンターレにとっては形はどうあれ、ACL敗退後だ

けにこの勝ち点3は大きい。2年前あたりから各チームに川崎対策が浸透しており、川崎ら

しい華麗な崩しきっての得点は簡単には期待できない。基本は変える必要がないが、セット

プレーやミドル弾、カウンター攻撃などの精度を上げて貰いたいものだ。

2024年2月21日 (水)

川崎:山東泰山戦DAZN観戦記 2024.02.20

暗転!アウェイで勝利し、間のスーパーカップ神戸戦は先発メンバー全員入れ替えての勝利。

万全の準備で臨んだはずのホーム戦はとんでもない結果に終った。カテゴリーは違うかも知れ

ないがアジアカップに続いて、川崎も16強止りでアジアの壁を突破できなかった。敵地で勝

利し、新加入の選手達も馴染んでチーム状態は良く、ピッチコンディションの良い等々力での

対戦ともなれば、当然フロンターレらしい試合を見せてくれるだろう、とサポーターは期待し

てしまう。サポーターと選手のメンタリティーは違うかも知れないが、選手達にも同じような

思いが浮かんだのかも知れない。油断があったところにミスが出て、あっと云う間に2点のビ

ハインド。同点に追いつき再度合計スコアでリードを奪ったが、逃げ切れず終盤に2点を奪わ

れ逆転負けとなった。結局ミスからの2点が勝敗を分けてしまったが、リードしてから受け身

に回ってしまい、波状攻撃を受け、ADタイムで力尽きた。先発陣にジェジエウの名がなかっ

たのが気になったが、不安が的中してしまった。体調に問題があったのだろうか。終盤のゴミ

ス、瀬川、山田の投入も的確ではなかったように思う。劣勢に立たされた時、ピッチ上で立て

直しを図る、或いは一発で局面を打開するリーダー的な選手も求められる。

2024年2月17日 (土)

スーパーカップ川崎:神戸戦TV観戦記 2024.02.17

アジアカップはカタールが2連覇した。準決勝でヨルダンに完敗した韓国の内紛報道には驚かされた。

若手のイ・ガイインと主将のソン・フンミンが掴み合いになったという。日本ではまず考えられない気

性の激しさだ。止めなかったクリンスマン監督はそれまでの活動に対する不信感もあり更迭された。一

方、日本では伊東純也のスキャンダル報道が大会期間中に出され、チーム離脱という後味の悪い結果と

なった。イラン戦の決勝PK献上前のイラン側のファールスローを指摘する声も大きいが後の祭りであ

る。

さて今季の川崎フロンターレだが、縦のラインのダミアン、シミッチ、山村と両SBの山根、登里が抜

け、一部には「主力の流失止まらず」といった報道もみられた。筆者としては、各選手ともに賞味期限

切れの兆候(失礼)もみられたので、代りの補強が進めば逆に活性化につながるのではないか、と半ば

歓迎したいところでもある。注目の公式戦第一戦は敵地でのACL・R16の山東泰山戦だ。右SBに

佐々木、左SBに瀬川が起用されたのにはいささか驚かされたが3:2で勝ち切った。相手のラフプレ

ーにめげず、難しい試合をものにできたのは大きい。

中3日のスーパーカップ、鬼木監督は山東戦から先発11人全員を交代するという荒業に出た。しかも

右SBのファンウェルメスケルケン際(以下際)、CBの丸山、ボランチのゼヒカルド、IHの山内、

FWのヴェロンの5人が新顔だ。大迫をはじめとしてほぼ昨季と変らない先発陣の神戸との対戦を心配

しながらTV観戦した。前半は神戸が押し気味で試合を支配した。フロンターレはボール奪取しても前

に進めない場面が目立った。アジアカップのイラン戦がちらついたが、前半を失点せずに締めたのは大

きかった。前半再三狙われた左SBの田辺を後半開始から新顔の三浦に代え立て直しを図った。すると

早々に得たPエリア右手前のFKから、相手のクリアボールが左サイドにいた際に当りゴールマウスに

吸い込まれた。際の国内デビュー戦でのいきなりの得点だ。右SBの選手があの位置にいたのは嗅覚か

も知れない。以後受け身に回ることなく、途中からマルシーニョや橘田、瀬川、新顔の山本を投入して

逃げ切った。先発5人と途中投入された三浦、山本の新戦力7人の活躍は心強い限りである。特にCB

丸山の冷静なプレーが光った。 

2024年2月 5日 (月)

日本:イラン戦TV&DAZN観戦記 2024.02.03

アジアカップ準々決勝イラン戦はイラク戦同様前半をTV、後半をDAZNで観戦した。

あえなく逆転負けでベスト8で姿を消した。ショックだ。負けたことよりも同点に追いつ

かれてからの日本代表の不甲斐ない戦い振りに激しいショックを受けた。史上最強のはず

が相手陣内にボールを運ぶことすらできないではないか。ビルドアップ出来ず、FKとC

K、ロングスローの攻撃に晒され、最後は板倉がPK献上して力尽きた。この日の先発陣

はバーレーン戦から左サイドの中山と中村に代えて伊藤と前田を投入。他に負傷した旗手

に代り守田が入り、その他は変更なし。前半中頃に守田から上田に楔のパス、リターンを

受けた守田が中央に切れ込みぎりぎりのところでシュートを放ち、相手GKの足に触れた

がゴールマウスに吸い込まれて先行した。その後もチャンスはあったが決められず。後半

早々に中央を突破され追いつかれてしまった。以後はイラクの背後を狙ったロングボール

攻撃に防戦一方となってしまった。板倉は前の試合で終盤座り込んでいた。先発で出てき

たので大丈夫かと思っていたが、明らかに調子が悪かった。前半のうちにイエローも貰っ

ていたので交代すべきであった。今大会は5戦で8失点と守備が落ち着かなかった。GK

鈴木の不出来が守備陣に悪影響をもたらしたとみている。イラク戦でCBの谷口を代えた

が失点したことが頭を過ったのか。或いは不出来の鈴木を代えないのだから、板倉も代え

ずらかったのか。いずれにしてもGK鈴木と心中してしまった大会となった。後半途中投

入の三苫も見せ場が全くなかった。次回W杯に向けてどう立て直して行くのか、チーム作

りから徹底的に見直して欲しいと思う。

2024年2月 2日 (金)

日本:バーレーン戦DAZN観戦記 2024.01.31

アジアカップのラウンド16が始まった。負けたら終りの厳しい戦いだ。日本の相手は

韓国でもヨルダンでもなくバーレーンだ。韓国は最終マレーシア戦のアディショナルタ

イムに追いつかれて引分。E組の2位通過は日本戦を避けたのではないか、と勘ぐられ

た。バーレーンはCFに長身のユスフを擁しロングパスからのカウンターとセットプレ

ーを得意とするチームだ。同型のイラク戦の敗戦で学習したのは幸いかも知れない。日

本の先発陣はインドネシア戦のメンバーからCBの町田が板倉に入れ替わったのみ。

FIFAのランクなどこの場に及んでは参考にならない。アジアの国のレベルは確実に上っ

ており、ボールは保持出来ても中々突破できない。4-1-4-1の型がきれいに出来上がっ

ている。ゴール前を固められた時の鉄則はミドルシュートで崩して行くことだが、30

分過ぎに毎熊が強烈なミドルを放つとポストを直撃しこぼれ球を堂安が拾い確実に決め

た。後半早々には自らの奪取からゴール前に流れたボールを久保が拾い落ち着いて決め

2点差とした。一旦はオフサイドの判定であったがVAR介入により久保への「パス」

は相手側選手によるものでゴールが認められた。堂安にしろ久保にしろゴール前に詰め

て拾い、しかも確実に決めた。ところがここでミスが出る。相手CKからのシュートを

GK鈴木が真上に弾いたボールに上田が重なりオウンゴールを献上してしまった。CK

に至る前のプレーだが、ゴールエリア上の柔らかく上ったボールを鈴木がキャッチする

かと思われたがパンチングで逃れ、これが安易に敵側に回ってしまった。ゴールライン

上での連携ミスもあったが、そもそも失点の要因はこのプレーにあったとみる。その直

後の日本チームにはドタバタ感があり、BK陣が無理なくつなげそうな場面も蹴り出す

だけで、相手の攻勢を許していた。そんな時に出た上田のストライカーらしいプレーは

秀逸だ。自ら持ち込んで決めた3点目は試合を落ち着かせた。何はともあれベスト8へ

進出できた。後半途中から三苫を投入し、観るものを楽しませてくれたが、浅野の拙い

プレーで得点には至らなかった。また数人を抜いてゴールライン上から折り返してもP

エリア内に相手選手が密集しておりゴール前に届かないケースも多々あった。三苫を

「おとり」にして他のルートから攻めるとかの工夫も必要だ。

ベスト8をかけた他の試合は壮絶だ。韓国はアディショナルタイム(AT)の9分に追

いつきPK戦を勝ち抜いた。イラクは日本戦で2点獲ったアイマンがイエロー2枚で退

場の末、ATに2点奪われ逆転負けした。まさに「タイムアップの笛がなるまで分から

い」試合がこれからも続きそうだ。PK戦の覚悟も必要だ。日本代表はGK鈴木と心中

するのだろうか。

準々決勝の日本の相手に決ったイランはシリアとのPK戦を制し勝ち上ったが、エース

の一角のタレミがイエロー2枚で日本戦は出場停止だ。ところが日本にも伊東純也のス

キャンダルが突然湧いて出て、離脱だ復帰だと騒がしい。イラン戦の死闘を予感させる

出来事だ。

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